著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
江戸時代、江戸から南へ約六百キロの絶海の孤島、鳥島に、幾度も日本人漂流民が流れ着いた。活火山の島で、食料は海藻や貝、アホウドリ程度。この極限状況の中で彼らを支えたのが、洞窟だった。洞窟には過去、島から脱出した者たちが、鍋、釜などの生活具や、脱出の経緯などを記した伝言を残していた。これに力を得た漂流者たちはその洞窟に住み、自身が島を脱出する際にも後の漂流者を想い、持てる限りの物資や伝言を洞窟に残したという。現地鳥島に渡り、漂流民たちの壮絶な生に迫る渾身のノンフィクション。
関連記事
収録内容
1 | 命をつなぐ洞窟 |
2 | アホウドリ先生 |
3 | 残された日誌 |
4 | パイオニアたちの遺産 |
5 | 気象観測員と火山 |
6 | 波涛を越えて |
7 | 決死の上陸 |
8 | 溶岩地帯をゆく |
9 | 白米と風呂 |
10 | 漂流の日々を追う |
11 | 脱出への道のり |
12 | 生還者たち |
13 | 探検の回廊 |
14 | 可能性の扉 |
15 | 江戸時代を航空写真で |
16 | 科学的論証 |
17 | もう一つのドラマ |