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商品説明
鶴見俊輔が自らを語る際、頻発する「虐待する母の像」。それは何を意味するのか?そしてなぜかれは、それに固執したのか?祖父・後藤新平‐父・鶴見祐輔‐母・愛子という流れにある出自の貴種性を鍵に、新たな鶴見像を提出するとともに、「日常性の発見」とプラグマティズムを核にした鶴見思想の内実に迫る!
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収録内容
1 | 1 「貴種」を体験する―思春期まで(幼年期―「貴種」の芽ばえ |
2 | 少年期―「貴種」のおごり、「悪人」への親和 |
3 | クロポトキンとの出会い・「貴種」への恐れ―『再読』を再読する) |
4 | 2 アメリカにて(アメリカで |
5 | 戦時中の体験) |
6 | 3 日本からの出発(「日本語を失う」という体験から―わかりやすい言葉を求めて |
7 | 「かるた」とは何か―知恵を生む仕掛けの探索 |
8 | 最も大事な思想―「日常性」の発見へ) |
9 | 4 六〇年代の思考(プラグマティズム―「相互主義」の自覚へ |
10 | 『限界芸術論』考 |
11 | 天皇制・転向・戦争責任の問題へ) |
12 | 5 人生の「折り返し」から(四十五歳からの「母」の語り―改めて鶴見俊輔の「二人の母」を考える |
13 | 「うつ」に苦しむ鶴見俊輔 |
14 | 最後の「問い」へ―三・一一、原発事故を受けて) |