本/雑誌
金持ちは、なぜ高いところに住むのか 近代都市はエレベーターが作った / 原タイトル:Die Geschichte des Fahrstuhls.Uber einen beweglichen Ort der Moderne
アンドレアス・ベルナルト/著 井上周平/訳 井上みどり/訳
3080円
ポイント | 1% (30p) |
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発売日 | 2016年05月発売 |
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商品説明
世界がまさに20世紀へ突入しようとする頃、人々の生活に革命を起こす「箱」が現れた―ヨーロッパとアメリカの建築の比較を通して、空間の意味そのものを変えてしまった装置の歴史をたどる。現代へと続く風景の元を築いた「宙吊りの密室」の物語。
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収録内容
1 | 序(多層建築のイメージ |
2 | 一八五四年ニューヨーク―技術史において唯一の始まりを語れるのか |
3 | エレベーター事故―ロープに対する不信感) |
4 | 第1章 裂け目―エレベーターによる垂直の構築(縦穴の理論 |
5 | 直線化の建築様式 |
6 | 階のあいだの無―エレベーターの不連続原理について) |
7 | 第2章 階 屋根裏部屋からペントハウスへ―エレベーターと建物の垂直秩序(グランドホテル |
8 | 貧しき詩人たち、世をはばかる夫婦―屋根裏部屋、一八三九年 |
9 | 階の病理学―集合賃貸住宅に対する衛生推進者たちの戦い |
10 | 世紀転換期の文学における屋根裏部屋の意味 |
11 | 変容のコンセプト) |
12 | 第3章 インターフェイス―制御技術(名人芸と責任―世紀転換期におけるエレベーター乗務員の立場 |
13 | 押しボタン式コントロールと自動運転への道 |
14 | 補論―押しボタンに関するささやかな心理学的考察) |
15 | 第4章 内装 エレベーターボックス―親密性と匿名性の交錯点(公の空間か私的な空間か―階段室という問題 |
16 | 異物から建物の核へ―建物内部へのエレベーターの同化 |
17 | 都市化と空間への怖れ―閉所恐怖症の触媒としてのエレベーター |
18 | エレベーターの政治性 |
19 | エレベーターの語りの機能―文学、映画、テレビCM) |