著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
百年前の「秘密協定」は、本当に諸悪の根源なのか?いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。1916年、英・仏の協定によって地図の上に無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では専らだ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!
関連記事
収録内容
1 | 第1章 サイクス=ピコ協定とは何だったのか(分かった気にさせるマジックワード |
2 | 二種類の批判 |
3 | 中東問題への「解決策」 ほか) |
4 | 第2章 露土戦争と東方問題の時代(新しい「東方問題」 |
5 | クリミア併合で蘇るロシアの「南下政策」 |
6 | 露土戦争の中東史 ほか) |
7 | 第3章 クルドの夢はなるか?(シリア北部のクルド「独立」への一歩 |
8 | 注目すべき米国とロシアの反応 |
9 | 「民族」と「国家」の偶然性 ほか) |
10 | 第4章 再び難民の世紀へ(二十世紀は難民の世紀 |
11 | オスマン帝国崩壊と難民 |
12 | アルメニア人虐殺とは ほか) |
13 | 第5章 アラビアのロレンスと現代(映画『アラビアのロレンス』に見る中東国際政治 |
14 | メディアと国際政治 |
15 | 「老人の和平」は可能か) |