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商品説明
「開発」とは野蛮を文明に移行させる手段なのだろうか。また世界のよりよい方向性を定める行為なのだろうか。本書は、開発の技術を俯瞰し、方向性が大きく変化する歴史の転換点を思想史的に見つめ、日本から「国際開発」を世界へと発信する意味を模索する。そのうえで、歴史的見地から開発が人間にとって持つ意味を学問として位置付ける壮大な試みである。
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収録内容
1 | 第1部 開発・援助の知的技術(生活の質をどう評価するか |
2 | 貧しい人々は何をもっているのか |
3 | たった1つの村を調べて何になるのか) |
4 | 第2部 開発・援助の想定外(分業は何を生み出すのか |
5 | 「想定外」はなぜ繰り返されるのか |
6 | 緊急物資はなぜ届かないのか |
7 | 豊かな資源は呪いか) |
8 | 第3部 開発・援助と日本の生い立ち(戦後日本は、なぜ援助に乗り出したのか |
9 | 日本に援助庁がないのはなぜか |
10 | 「日本モデル」はなぜ打ち出されなかったのか) |