本/雑誌
〈物語と日本人の心〉コレクション 1 (岩波現代文庫 学術 344)
河合隼雄/著 河合俊雄/編
1540円
ポイント | 1% (15p) |
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発売日 | 2016年06月発売 |
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商品説明
心理療法家・河合隼雄から見た、日本屈指の王朝物語である『源氏物語』とはどんなものであったのか?「これは光源氏の物語ではなく、紫式部の物語だ」と気づいたことから、心理療法家独特の読みが始まる。そこには、どのような日本人の心の世界が描かれているか。古代から続く男と女の関係は、さながらマンダラのように配置される。現代に生きる日本人が、個として生きるための問題を解く鍵を提示する。
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収録内容
1 | 第1章 人が「物語る」心理(玉虫色の光源氏 |
2 | 「物語」がつくりだされるとき |
3 | 「いかに生きるか」という視点から) |
4 | 第2章 「女性の物語」の深層(母権社会の男と女 |
5 | 母権から父権に変わるとき |
6 | 自我クライシス |
7 | いまを生きるために不可欠なもの) |
8 | 第3章 内なる分身(「内向の人」紫式部 |
9 | 「母なるもの」 |
10 | 妻を生きる |
11 | 「娼」の位置) |
12 | 第4章 光の衰芒(外から内へ、光源氏の変貌 |
13 | 「娘」とのかかわり |
14 | 「密通」が生じるとき |
15 | 深化するマンダラのダイナミズム) |
16 | 第5章 「個」として生きる(男と女の新しいあり方 |
17 | 「ゲニウス・ロキ」をもつ場所 |
18 | 死に至る受動性 |
19 | 「死と再生」の体験) |
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