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商品説明
戦乱の続いた中世の武家社会では、和歌は必須の教養であり「力」であった。一門や家臣との結束をはかるため、あるいは他国との交渉の場面で、また神仏との交流をはかる意味でも、自らの支配を確かにするために和歌を使ったのだった。武家政権の発祥地である関東を中心に、鎌倉将軍宗尊親王、室町将軍足利尊氏、江戸城を築いた名将太田道潅、そして今川・武田・北条の戦国大名を取り上げ、武士の実像を探る。
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収録内容
1 | 序章 源氏将軍と和歌 |
2 | 第1章 歌人将軍の統治の夢―宗尊親王と鎌倉歌壇 |
3 | 第2章 乱世の和歌と信仰―足利尊氏と南北朝動乱 |
4 | 第3章 武蔵野の城館と歌人―太田道潅と国人領主 |
5 | 第4章 流浪の歌道師範―冷泉為和の見た戦国大名 |
6 | 終章 |
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