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商品説明
本書は、米国マトリックス・モデルを基に、薬物・アルコール依存症克服のための基本プログラム“SMARPP”を開発した著者が、治療の最前線から、薬物依存症を援助するにあたっての現実的な対応の指針を臨床研究の成果をもとに示したものである。医療・保健機関の援助者・治療スタッフのために、有益な知見が網羅された、今まさに求められる乱用防止のための方向性を探る試みである。
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収録内容
1 | 専門家のいらない薬物依存治療―ワークブックを用いた治療プログラム「SMARPP」 |
2 | 覚せい剤乱用受刑者に対する自習ワークブックとグループワークを用いた薬物再乱用防止プログラムの介入効果 |
3 | アルコール・薬物依存症と摂食障害との併存例をめぐって |
4 | 薬物依存と発達障害―薬物依存臨床における注意欠如・多動性障害傾向をもつ成人の特徴 |
5 | 物質使用障害患者における自殺の危険因子とその性差―年齢、乱用物質の種類、およびうつ病との関連 |
6 | 物質使用障害の診断をめぐって―なぜDSM‐5では「乱用」「依存」は消えてしまったのか? |
7 | 危険ドラッグ乱用患者の臨床的特徴―全国の精神科医療機関における実態調査から |
8 | 精神科救急における向精神薬関連障害―危機介入と予防を中心に |
9 | 「幻のドラッグ」―フェンサイクリジン(phencyclidine)関連障害の文献的検討 |
10 | 薬物依存症臨床における倫理―医療スタッフ向け法的行動指針 |
11 | 妊娠中における精神作用物質の使用 |
12 | 物質使用障害とアディクションの精神病理学―「自己治癒仮説」の観点から |
13 | 物質依存症当事者の求助行動促進 |
14 | トラウマという視点から見えてくるもの |
15 | 「ダメ、ゼッタイ」ではダメ―平成21年度内閣府インターネット調査から見えてきた、薬物乱用防止教育のあり方 |