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商品説明
夢を現実の偽装や幻想としてその解釈・説明をめざすのではなく、体験として、一つの世界として、探求すること。ここに、現象学は本質への遡行を捨て、体験現象そのものの観察実行を宣言する。現実が「世界」なら、夢もまた「世界」である。それぞれに「世界」を成り立たせている構造原理とは何か?夢の中には未来も過去もない、他者にもなれる。夢の実例に即し、その構造を明らかにするための「技法」を紹介。
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収録内容
1 | 第1部 入門・初級篇(夢世界の基本的体験構造 |
2 | 誰でも分かる現象学(1)―志向性から見えてくる夢世界の原理 |
3 | タイム・トラベルとしての夢、互いにつながり合った夢 |
4 | 別の時空に誰かとして生きている夢、入れ子構造の夢 |
5 | 自分が二人いる夢) |
6 | 第2部 中級篇(誰でも分かる現象学(2)―フッサール現象学の基本方法 |
7 | ゲーテの夢、大学生の夢、マッハの自画像―夢の第三者視点の謎 |
8 | 女子学生がカツオになり次に父親になる―他者変身の夢の謎) |
9 | 第3部 応用篇(誰でも分かる現象学(3)―現象学と「他者」の問題 |
10 | なぜ夢では他の誰かに変身できるのか―現象学的解明 |
11 | 夏目漱石『夢十夜』の現象学的分析・覚書) |