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商品説明
地政学がブームとなっている。八〇年代には戦略論がもてはやされていた。にもかかわらず、日本人に戦略的思考は身につかず、政府の外交力も向上していない。一体なぜなのか。この問いに応えるべく、ベストセラーとなった戦略論を俎上に載せ、その誤謬を明らかにしてゆく。その上で、アメリカ、中国、日本など主要国の戦略を概観し、戦略とは何かを指し示す。日本を取り巻く現実を踏まえた上で、戦略論の根本を論じた本書は、これからの日本を考える上で必読の書である。
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収録内容
1 | 第1章 閉じられた思考の円環 |
2 | 第2章 経済と技術は戦略を超えるのか |
3 | 第3章 敗戦は「絶対悪」なのか |
4 | 第4章 地政学から戦略論へ |
5 | 第5章 政治が戦略を決める |
6 | 第6章 グランド・ストラテジーと歴史 |
7 | 第7章 アメリカの戦後と核戦略 |
8 | 第8章 中位国の核戦略と日本 |
9 | 第9章 新時代を拓く「RMA」の虚実 |
10 | 第10章 日本にとっての戦略思想 |