経営学と幸せの法則

著者は経営学の研究者として、活躍されているということで、 経営学を生かしながら日々を送るという内容で書かれている。 読む箇所が思ったよりも少なく、この方の写真が多く、 最後のページには『写真集の方向はしたくはない』ような事を書かれてはいるが、 私としては特に著者の写真がこれでもかという程に載せてあるので、写真集を思わせると様に感じてしまった。 この方自身の写真から所々、成功自慢も否めない。 経営学を生かしながら、周囲とやり取りしているのでそれが現われてもいるよう。 項目はいくつもある割には、うわずみの部分のみを書かれているような印象を持ってしまう。 それによって、内容を薄いものと感じてしまった。 もっと、深い部分をも書かれていると思っていたが、残念だった。 新書をこちらで購入したが（店頭では取り扱いがない為）、 帯の森永卓郎氏が推進しているが、森永卓郎氏の好みの女性を持ち上げているような感じも受けた。 またこちらの著書は、高学歴者向けの様にも感じられる。 高学歴ならではの、方向性（レール）に沿った生き方の成功例を上げている。 研究者として高学歴者から見た、派遣の世界を見ているようであるので、深さが感じられなかった。 派遣の世界はもっと深く、派遣に限らず、高学歴でない人の世界というのはそれ相当のものがあるものなのです。 本当に研究を考えるならば、見栄や学歴や身分を一先ず置いて、その仕事や人間模様にに携わってみるとより深い部分が見えて本当の研究になると思われます。 私は、普段からそのように日常の中で研究を行っているので、人間模様をリアルに感じています。