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商品説明
メディアを賑わし続けてきた石原の言動。強い反感を招くも、その存在感も強かった。悪しきポピュリズムと批判するはたやすいが、最近のベストセラー『天才』を含む膨大な作品群の読み解きを通じ本書が示すは、この人の社会的アクションが作品の主要登場人物の生き方と同根だという事実であろう。行動が現実と激突して生じる亀裂をさらに行動によって乗り越える「亀裂の弁証法」は、今日の「空虚な」日本に対する石原の「過激な」言動にも顕著に現れているのだ。
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収録内容
1 | 第1章 描かれる時、描く時 |
2 | 第2章 生き方さがし |
3 | 第3章 青春のピュリティ |
4 | 第4章 日本よ! |
5 | 第5章 嫌悪という情念 |
6 | 第6章 生きる感覚 |
7 | 第7章 人を描くその時の時 |
8 | 第8章 空虚な芯「日本」 |
9 | 第9章 結論 |