本/雑誌
責任と判断 / 原タイトル:RESPONSIBILITY AND JUDGMENT (ちくま学芸文庫)
ハンナ・アレント/著 ジェローム・コーン/編 中山元/訳
1870円
ポイント | 1% (18p) |
---|---|
発売日 | 2016年08月発売 |
出荷目安 | メーカー在庫あり:1-3日
※出荷目安について |
追跡可能メール便利用不可商品です
商品説明
「歯車理論」や「小物理論」の虚偽を突き、第三帝国下の殺戮における個人の責任を問う「独裁体制のもとでの個人の責任」、アウシュヴィッツ後の倫理を検討し、その道徳論を詳らかにする講義録「道徳のいくつかの問題」など、ハンナ・アレント後期の未刊行論文集。ユダヤ人である自らの体験を通して全体主義を分析し、20世紀の道徳思想の伝統がいかに破壊されたかをたどる。一方、人間の責任の意味と判断の能力について考察し、考える能力の喪失により生まれる“凡庸な悪”を明らかにする。判断の基準が失われた現代こそ、アレントを読むときだ。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ) 一九七五年 |
2 | 第1部 責任(独裁体制のもとでの個人の責任 一九六四年 |
3 | 道徳哲学のいくつかの問題 一九六五‐六六年 |
4 | アレントの『基本的な道徳命題』の異稿 |
5 | 集団責任 一九六八年 |
6 | 思考と道徳の問題―W.H.オーデンに捧げる 一九七一年) |
7 | 第2部 判断(リトルロックについて考える 一九五九年 |
8 | 『神の代理人』―沈黙による罪? 一九六四年 |
9 | 裁かれるアウシュヴィッツ 一九六六年 |
10 | 身からでたさび 一九七五年) |