著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
フランスの詩人ヴェルレーヌ。マラルメと並び称される象徴主義の大詩人。その生涯は波乱に富み、スキャンダルに満ちている。天才少年詩人ランボーとの運命的な出会い、「十字架の道行き」、ブリュッセルでの発砲事件、独房生活。デカダンスを地でいく酒と官能に溺れる日々。こうした泥だらけの人生からせつせつと胸に訴えかける、平明にして陰影に富んだ名品の数々が生み出される。本書は一見矛盾する詩人の生涯と作品に通底する論理を剔出し、そのポエジーの秘密に迫る、簡にして要を得たヴェルレーヌの入門書である。
関連記事
収録内容
1 | 1 ヴェルレーヌを求めて(ヴェルレーヌの位置 |
2 | 不幸な星のもとに生まれて) |
3 | 2 哀れなレリアン(両親の愛に包まれて |
4 | 青春彷徨) |
5 | 3 青春の墓標(『サチュルニヤン詩集』 |
6 | 『雅なうたげ』) |
7 | 4 愛の嵐(マチルド |
8 | ランボー |
9 | 『ロマンス‐サン‐パロール』) |
10 | 5 エロスとアガペー(回心 |
11 | 『知恵』 |
12 | 晩年の栄光と悲惨) |