著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
先に『テクスト世界の解釈学』でリクール哲学を解釈学的現象学の視点から捉えた著者は、カントの「人間学」に導かれて、「過ちやすい人」、「罪ある人」、「行動し、受苦する人」、「能力ある人」など様々な人間存在の限りない可能性を追究し続けたリクールの思索の軌跡を、新たに「哲学的人間学」の視点から描き出した力作である(書き下ろし)。
関連記事
収録内容
1 | 第1部 人間、この過ちやすきもの(意志の現象学―「ひとえに人間的な自由」 |
2 | 意志の経験論―「人間は生来脆く過ちやすい」 |
3 | 悪の象徴論―「アダムにおいてすべての人が罪を犯した」 |
4 | 悪の神話―「はじめに神話があった」) |
5 | 第2部 物語的自己同一性(解釈学としての精神分析 |
6 | 解釈学の言語論的転回 |
7 | テクストと生の循環) |
8 | 第3部 「能力ある人」の人間学(自己の解釈学をめざして |
9 | 自己性と他者性の弁証法 |
10 | 「能力ある人」の主題 |
11 | 表象から再認の行程 |
12 | 自己の再認から相互承認へ) |
close