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商品説明
熊野の地にちらばる社殿をもたない神社群...簡素な石組みと灯篭の先には、天をつく巨樹、太古の噴火による大岩などが鎮座する。山中や谷深き川沿いにひっそりと残された自然崇拝の聖所をめぐり、黒潮が運んだ信仰の古層を確かめる探訪記。
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収録内容
1 | 第1章 なぜ「矢倉」と付けたか―その命名由来をさぐる |
2 | 第2章 洞尾の地名と樹木信仰―古座川流域の矢倉系神社 |
3 | 第3章 古の拝所はどこに―日置川上流域の矢倉神社 |
4 | 第4章 「島の神」と呼ばれた聖所―串本町里川の矢倉明神 |
5 | 第5章 残る「夫婦神」の言い伝え―太間川上流の矢倉神社 |
6 | 第6章 「いつ」「だれが」勧請したのか―高倉神社の由来と伝承 |
7 | 第7章 祭神として散らばった高倉下―大社のお膝下・本宮町 |
8 | 第8章 五つの謎に迫る―日足高倉神社をめぐって |
9 | 第9章 最後はロープが頼り―熊野川町奥地の高倉神社 |
10 | 第10章 悠久の自然への畏怖―無社殿神社の祭り |