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商品説明
紀元前一~四世紀の中国・朝鮮・日本。この時代の東アジアでは、中国の影響を受け、朝鮮・倭など周辺地域において、大小の「渦巻」が発生するごとく社会が階層化し、やがて「王」と呼ばれる支配者が登場する。その状況を最も雄弁に語る考古資料が「墳墓」だ。領域の明確な境界も形成されていなかった時代、ひととものが往来し、漢文化が大量に流入する一方で、東アジア諸地域の「ちがい」はむしろ拡大の方向へと向かった。明白に存在するそのちがいとは?それは何から生まれたのか?最新考古学の成果に基づき、古代アジアのグローバリゼーションとローカリゼーションに迫る。
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収録内容
1 | 第1章 前方後円墳とは何か(前方後円墳の出現をめぐって |
2 | 飛躍と東アジア |
3 | 中国王朝の変動 |
4 | 東夷の社会変化 |
5 | 渦巻の展開) |
6 | 第2章 ものとひとの往来(漢文化の波動 |
7 | 多様な交易 |
8 | ひとの動き |
9 | 倭の中の動き |
10 | 交流の変容) |
11 | 第3章 古墳の発達と王権(中国の王墓 |
12 | 朝鮮半島の王墓と倭 |
13 | 王墓発展の相互作用) |
14 | 第4章 つながりとちがいと(権威の象徴 |
15 | 墳墓と思想 |
16 | 倭の墳墓 |
17 | けがれときよめ |
18 | カミとひと) |