著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
日本人は日記をつけるのが好きだといわれる。日本文学研究の第一人者ドナルド・キーンは、大戦期、戦場に大量に遺棄された日記を翻訳した際、日記が日本人の心に深く根づいていることを感じたという。では、なぜ日記をつける文化が日本人に広がっていったのか。本書では、「日記文化」の淵源を古代の宮廷文化に探りつつ、時代時代で日記がどのように展開していったか、その書き方や概念の変遷をたどっていく。
関連記事
収録内容
1 | 序章 日記の文化史へ |
2 | 第1章 公権力は、なぜ、日記を必要としたか |
3 | 第2章 古代―私的「日記」の多様な展開 |
4 | 第3章 中世紀行文の成立と展開 |
5 | 第4章 近世―旅日記と暮らしの日記 |
6 | 第5章 近代の日記 |
7 | 第6章 日記の現代へ |
close