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昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学 (角川ソフィア文庫)

古川のり子/〔著〕

968円
ポイント 1% (9p)
発売日 2016年09月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2004813
JAN/ISBN 9784044000806
メディア 本/雑誌
販売KADOKAWA
ページ数 268

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

桃太郎はなぜ桃から生まれ、犬と猿と雉を味方につけたのか。浦島太郎が玉手箱を開けて死ぬ定めにあるのはなぜか。人間を喰らおうとする山姥の正体とは。誰もが知りながら、荒唐無稽で謎めいた昔ばなしの世界。しかし多様な伝承の森に深く分け入り、古代神話や民間信仰にその足跡をたどるとき、死と再生、性と笑い、異界とこの世をめぐる共通の世界観が浮かび上がる。現代人が忘れてしまった豊かな意味を取り戻すための神話学。

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    収録内容

    1 桃太郎―桃太郎はなぜ犬と猿と雉を連れていくのか
    2 かちかち山―トリックスター、稲羽の素兎の末裔たち
    3 花咲爺さん―お爺さんはなぜ犬の灰をまくのか
    4 浦島太郎―分断された乙姫の玉手箱
    5 鬼の子小綱―笑いと性の力が春を呼ぶ
    6 三枚の護符―便所はあの世の出入り口
    7 蛇婿入り―苧環はなぜ蛇を退治するのか
    8 蛇女房―無欲と貪欲の報酬
    9 産神問答―魂を掃き出す箒の力
    10 ミソサザイは鳥の王―仁徳はいかにして聖帝になったか
    11 ホトトギスと兄弟―夜鳴く鳥の悲しい前世
    12 鉢かづき姫―顔を覆い隠す花嫁
    13 一寸法師―脱皮する少年たち

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