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商品説明
「ハプスブルク帝国に海軍はあったのか?海外に植民地を持っていたのか?」疑問を持つ人は多い。だが、ハプスブルク帝国は、世界を目指したヨーロッパの大国であり、帝国主義という時代精神のなかでその例外ではなかった。実際、海軍と科学を自前で有し、世界へ、とくにインド洋から太平洋に向けて学術調査という特異な“進出”を展開していたのだ。西の「海洋帝国」と東の「大陸帝国」という観念を破壊!ハプスブルク帝国のイメージを刷新する労作!
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1章 世界遠征の開始 |
3 | 第2章 植民地獲得政策―世界遠征から拠点植民地構想へ |
4 | 第3章 言説とイデオロギー―ノヴァラ号遠征と「植民地なき植民地主義」 |
5 | 第4章 科学―ノヴァラ号遠征と西洋科学 |
6 | 第5章 アジア太平洋―ノヴァラ号遠征以後の海外世界とのつながり |
7 | 第6章 海軍の展開―20世紀初頭の東アジア常駐海軍 |
8 | 終章 |