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商品説明
教育活動を計画的かつ着実な形でやっていくためには、P(計画)・D(実施)・C(評価)・A(補充/深化)といったサイクルをきちんと踏む形で取り組まなければならない。こうしたPDCAサイクルは、また、O(目標)に向けての意識抜きでは機能しない。つまり、これこれの教育目標(O)を実現することを目指して、このような計画(P)を立て、こう実践(D)し、その目標(O)がどう実現してきているのかを評価(C)して、その結果を補充や深化といった次の段階の取り組み(A)に生かしていく、ということでなくては、計画的かつ着実な教育活動にはならないのである。最近こうした考え方が、中央教育審議会の報告等をはじめ各種の公的文書にしばしば現れるが、このことはまさに、一九八六年に本書で述べた「形成的な評価」の考え方そのものと言ってよいであろう。
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収録内容
1 | 1章 教育評価を考え直す |
2 | 2章 新しい評価観と学習指導 |
3 | 3章 評価研究の実践的展開 |
4 | 4章 評価を教育化するために |
5 | 5章 形成的評価の考え方と課題 |
6 | 6章 形成的評価と学習意欲 |
7 | 7章 「関心・態度」の評価 |
8 | 8章 到達度テストとその生かし方 |
9 | 9章 「色」と「空」と形成的評価と―結語に代えて |