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商品説明
役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわず手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸―役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。
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収録内容
1 | 変わった役職についてのまえがき |
2 | 第1章 表御番医師の章 |
3 | 第2章 奥右筆の章 |
4 | 第3章 目付の章 |
5 | 第4章 小納戸の章 |