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商品説明
女は女らしく、男は男らしく―。旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。どうしてなのだろうか?性別の「らしさ規範」(女らしさ・男らしさ)が社会から消えないのは、どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。だから「できる女はモテる」ということにはならない。本書では、社会的な性別機能の身も蓋もない現実を、透徹した視線で分析。男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。
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収録内容
1 | 第1章 男と女の関係学 |
2 | 第2章 男らしさ・女らしさとは何か? |
3 | 第3章 性別規範の機能―社会にどのように利用されているか |
4 | 第4章 性差別の背景―できる女はモテないか? |
5 | 第5章 近代社会の構造転換―男女の生き難さの変貌 |
6 | 第6章 ジェンダーの発達理論 |
7 | 第7章 ケアは女の役割か―男が触ると「いやらしい」? |
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