本/雑誌
漢字字體史研究 2
石塚晴通/監修 高田智和/編 馬場基/編 横山詔一/編
8800円
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発売日 | 2016年11月発売 |
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商品説明
有史以来、人間の生活とともに文字はあった。特に中国周辺民族の間では漢字が文字生活の基盤となり、さまざまに変容しながら各地で独自の展開を示していった。各地域における文字のあり方への意識はどのような歴史的変遷をたどっていったのか。人々の歴史を記す木簡や古文書・古記録類などの文字史料解読の経験と蓄積はいかにして共有・継承されうるのか。これらを明らかにする研究活動を基盤として展開される文字符号や文字情報に関するデータベースの連携はいかなる研究環境を新たに作り出してきているのか。日本語学・文献学・歴史学・考古学・仏教学・心理学・情報学・日本語教育学等、諸分野を横断した字体と漢字情報に関する最先端の議論から、これからの文字研究、人文学研究を考える。
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収録内容
1 | 第1部 字体論と字体意識(草体漢字と字体標準 |
2 | 字体の定義からみる字体表・字体一覧、字体画像データ ほか) |
3 | 第2部 字体史研究(初唐の標準字体の再検討 |
4 | 漢字字体規範史データベースから見た『新訳華厳経音義私記』の字体 ほか) |
5 | 第3部 字体のデジタル記述(CHISEによるHNGデータ収録の試み |
6 | コーパス構築における字体の問題とその処理 ほか) |
7 | 第4部 歴史的文字の経験知の共有資源化(歴史的文字に関する経験知・暗黙知の蓄積と資源化の試み |
8 | 歴史的文字分析の視点をめぐって ほか) |
9 | 第5部 文字データベースと連携(漢字字体と文献の性格との関係―「漢字字体規範史データベース(石塚漢字字体資料)」の文献選定 |
10 | 平安時代漢字字書総合データベース構築の方法と課題―『類聚名義抄』を中心にして ほか) |