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新撰小倉百人一首 (講談社文芸文庫)

塚本邦雄/〔著〕

2200円
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発売日 2016年11月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2025178
JAN/ISBN 9784062903271
メディア 本/雑誌
販売講談社
ページ数 316

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

「沖の石の讃岐以外は悉皆非代表歌、式子と定家とあと二、三人を除けば、他は一切凡作―」定家の百人一首が「凡作」揃いだとの批判は多い。だがあえて定家と同じ人選で、まったく別の「百人一首」を編んだ強者はいない。本書は前衛歌人・豪腕アンソロジストが放つ、定家への挑戦状である。どちらが秀歌か。読者ひとりひとりの判断を待つ。

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    収録内容

    1 朝倉や木の丸殿にわがをればなのりをしつつ行くはたが子ぞ―天智天皇
    2 北山にたなびく雲の青雲の星離りゆき月を離りて―持統天皇
    3 もののふの八十氏河の網代木にいさよふ波の行く方知らずも―柿本人麿
    4 春の野に菫採みにと來しわれぞ野をなつかしみ一夜ねにける―山邊赤人
    5 あひ見ねば戀ひこそまされ水無瀬川何に深めて思ひそめけむ―猿丸大夫
    6 うらうらに照れる春日に雲雀あがりこころ悲しも獨し念へば―中納言家持
    7 あまのはらふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも―安倍仲麿
    8 樹の間より見ゆるは谷の螢かもいさりにあまの海へゆくかも―喜撰法師
    9 はかなしやわが身のはてよ淺緑野邊にたなびく霞と思へば―小野小町
    10 世の中はとてもかくても同じこと宮も藁屋もはてしなければ―蝉丸〔ほか〕

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