著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
“周囲の人と交わり共に生きる”ことへの関心を研究の出発点とし、「人の生きる現場に赴いてその生き様に触れ、私の意識体験を現象学的に反省することから人の生の本質に迫る」ことを研究目的としてきた著者の集大成ともいえる一冊。処女作から30年を経た今、関係発達、間主観性、両義性、相互主体性という著者の導き出した理論的柱とエピソード記述をめぐるエッセンスを概観したうえで、いまだ未整理だった「接面」の概念、「接面の当事者」という新しい構想をとりあげ、対人実践へとつなぐあり方を考える。
関連記事
収録内容
1 | 序章 「接面」の人間学のために(研究のスタートと基本となる考えの模索 |
2 | 「接面」の人間学に向けて) |
3 | 第1章 「接面」という概念が導かれるまで(現象学に惹かれる |
4 | 関係発達という考え方に至るまで ほか) |
5 | 第2章 なぜ接面パラダイムなのか(「接面」の概念に至る経緯と二つの観察枠組みの違い |
6 | 「接面」とは ほか) |
7 | 第3章 「接面」とエピソード記述(「接面」、意識体験、エピソード記録 |
8 | エピソードを描くことと「接面」 ほか) |
9 | 第4章 当事者研究のために(広義の「当事者研究」とは |
10 | 書籍『障碍のある子とともに歩んだ20年』より ほか) |