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商品説明
“本と日本史”は「本」のあり方から各時代の文化や社会の姿を考え、当時の世界観・価値観がどのように成立し、変化していったのかを考察する歴史シリーズ。第一巻が扱うのは『日本書紀』。歴史は常に勝者のものだった。『日本書紀』もまた、当時の権力者の強い影響下で生まれ、書物と書物の争いを勝ち抜いてきた。今日においても歴史の記述に大きな力を持つこの「正典」を最新の歴史学の知見をもとに読み解き、相対化する。本書は歴史解釈の多様性を示す『日本書紀』研究の決定版である。
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収録内容
1 | 権威としての『日本書紀』 |
2 | 『日本書紀』の語る神話と歴史 |
3 | 『日本書紀』研究の歩み |
4 | 天皇制度の成立 |
5 | 過去の支配 |
6 | 書物の歴史、書物の戦い |
7 | 国史と“反国史”“加国史” |
8 | 『続日本紀』への期待、落胆と安堵 |
9 | 『日本書紀』の再解釈と偽書 |
10 | 『先代旧事本紀』と『古事記』 |
11 | 真の聖徳太子伝をめぐる争い |
12 | 『日本霊異記』―仏教という国際基準 |
13 | 『日本書紀』の呪縛を越えて |