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商品説明
修験道の厳しい修行に身をおいた円空。旅を棲家とした木喰。二人の「ひじり」の作った仏像には、極めて大きな違いがある。孤高にして厳しく知的に冴えた刀痕と、清潔にして火のように激しい意志的な造型の円空仏。日本の仏像彫刻で忘れ去られた完全な一本彫りを試み、自刻像をはじめ飄逸な作品を多く残した木喰。仏教民俗学の泰斗が両者の足跡を丹念に歩き、作られた仏像を通して、芸術的側面だけではなく宗教的側面の謎に迫る。
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収録内容
1 | 円空佛―境涯と作品(洞爺湖にうかぶ円空仏 |
2 | 帆越岬の鷹 |
3 | 北海の来迎観音 |
4 | 恐山の千体地蔵 |
5 | 津軽野の円空仏 ほか) |
6 | 微笑佛―木喰の境涯(甲斐の山里 |
7 | 聖と木食 |
8 | 東国廻国 |
9 | 蝦夷地渡り |
10 | 佐渡の荒海 ほか) |