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商品説明
生成の過程から独自の文学として立ち上がる『古今和歌集』の真価を読み解く。歌を撰び、配列を決める編纂作業には、当時の文学的動向、律令精神や宗教・習俗・文化など多岐に渡る動向、撰者達の配慮などが関与した。生成の要因や様相を明らかにし、その意義、構想を探ることで、『古今和歌集』の理解は深化する。
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収録内容
1 | 第1部 『古今集』春・秋・恋の和歌と歌群の生成(素性法師「見渡せば」考 |
2 | 貫之の落花の歌について―「散華」との関わりの可能性 |
3 | 山吹の歌群の生成をめぐって |
4 | 秋歌下落葉歌群二八五~二八八番歌について―仏典及び漢詩文受容と歌群生成の一側面 ほか) |
5 | 第2部 『古今集』「雑歌」の生成(雑歌上の生成(雑歌上巻頭歌考 |
6 | み山隠れの朽木と花と―兼芸法師の八七五番歌考 ほか) |
7 | 雑歌下の生成(「世の中」歌群の生成について |
8 | 菅原の里・三輪の山もと・宇治山の歌―雑歌下九八一~九八三番歌をめぐって ほか)) |