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商品説明
昔話に登場するお爺さんとお婆さん。彼らは、頼れる子も孫もおらず、食べていくために日々働くしかない。これは前近代の老人たちが置かれた現実そのものだった...。六万話にも及ぶ日本全国の昔話や、昔話と密な関係にある古典文学に描かれた老人像を追い、昔の老人たちの実態に迫る。貧しさと孤独、老いらくの恋、終活など、現代の高齢者にも通じうる先人たちの生きざまが明らかになる、異色の老人論。
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収録内容
1 | 昔の老人の人生 |
2 | 昔話の老人は、なぜ働き者なのか |
3 | 昔話の老人は、なぜ「子がいない」のか |
4 | 家族の中の老人の孤独 |
5 | 古典文学の中の「婚活じじい」と「零落ばばあ」 |
6 | 昔話に隠された性 |
7 | 古典文学の老いらくの恋と性 |
8 | 古典文学の中の「同性愛」の老人たち |
9 | 昔話は犯罪だらけ |
10 | 自殺や自傷行為で「極楽往生」? |
11 | 老いは醜い |
12 | 閉塞状況を打開する老人パワー |
13 | 「社会のお荷物」が力を発揮する時 |
14 | 昔話ではなぜ「良い爺」の隣に「悪い爺」がいるのか |
15 | 昔話はなぜ語り継がれるのか |
16 | 昔話と古典文学にみる「アンチエイジング」 |
17 | 実在したイカす老人 |