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商品説明
イスラム世界においてモスクとはどういう存在なのか?それは単なる「祈りの場」ではない。人々の社交の中心であり、教育施設、宿泊所、そして政治活動の舞台など、多様な役割を担ってきた。こうして人々の生活のなかに深く根づいてきたモスクには、イスラム世界の精神性のあらゆる歴史が刻み込まれている。その建築史的変遷、社会における機能の変化をたどれば、ときには政治史の常識が覆るような発見に出会うこともある。140点の図版とともに、壮麗なモスク建築の見方を説き、イスラム世界の深層を浮き彫りにする。
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収録内容
1 | 1 モスク入門(モスクの語源と種類 |
2 | モスクの構成要素 ほか) |
3 | 2 最初期のモスク―七世紀(『コーラン』の中のモスク |
4 | 最初のモスク―預言者の住居 ほか) |
5 | 3 古典型モスクの時代―八~十世紀(預言者のモスク |
6 | ウマイヤ・モスク ほか) |
7 | 4 多様性の時代―十一~十四世紀(ファーティマ朝のモスク |
8 | モスクと「墓付きマドラサ」 ほか) |
9 | 5 光輝の時代―十五~十七世紀(スレイマン・モスクとオスマン朝モスク |
10 | ティームール朝とモスク ほか) |
11 | 補章―二二年後(イスラーム世界再考 |
12 | 東南アジアと中国のモスク ほか) |