本/雑誌
怪異とは誰か (怪異の時空)
茂木謙之介/編著 一柳廣孝/監修
2200円
ポイント | 1% (22p) |
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発売日 | 2016年12月発売 |
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商品説明
芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストと、天皇制・植民地・ナショナリズムといったテーマが交差するとき、そこには“他者”としての怪異が浮上し、私たちを恐怖に陥れる。亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析をとおして、怪異が近代における文化規範の合わせ鏡であることを示す。
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収録内容
1 | 実話怪談にとって「怪異」とは誰か:黒木あるじインタビュー |
2 | 第1部 怪異の機能(表現システムとしての“怪異”とノスタルジア―一九二〇年代の文学的想像力と「他者」の変容 |
3 | 皇の奇跡―戦間期地域社会における“瑞祥”言説をめぐって |
4 | 弱者のために怨む―川村孤松『廻国行脚怪談百物語妖怪研究』について) |
5 | 第2部 “外部”のまなざし(芥川龍之介の文学と「世紀末的な不安」―地震・帝国・怪異 |
6 | 占領地に現れた“幽霊たち”―縮図としての火野葦平「怪談宋公館」 |
7 | わたしたちのドラキュラ―横溝正史の『髑髏検校』と帝国主義) |
8 | 第3部 “亡霊”たちの現在(三島由紀夫とオカルト言説―「二・二六」表象をめぐって |
9 | “喪主”としての語り―村上春樹「七番目の男」から |
10 | ナラティヴの亡霊、あるいは川上弘美「花野」の亡霊論(hantologie) ほか) |