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商品説明
鴎外手沢本を精査しその思想的格闘を跡づける画期的論考他、鏡花、透谷、嵯峨の屋、花袋、湖処子、独歩、柳田、賢治に至る思想文学が描き出した、世界の見え方=認識風景を一貫して問うことによって、認識のリミットを越える文学の力を救い出す。
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収録内容
1 | 第1部 鏡花文学の認識風景(融解する世界像 |
2 | 逆行する時間 |
3 | 「水月」への意志) |
4 | 第2部 鴎外文学におけるSeeleのゆくえ(認識論的「綜合」への模索 |
5 | 初期鴎外とドイツ観念論―シェリング受容をめぐって |
6 | 「利他」という思想) |
7 | 第3部 文学理論の背景(北村透谷の詩人観形成とエマーソン受容 |
8 | 嵯峨の屋御室における浪漫主義の生成 |
9 | 『重右衛門の最後』の思想構造) |
10 | 第4部 境界への想像力(「知」の視線の界域 |
11 | 賢治童話の認識論) |