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商品説明
欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを「黄禍」の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1章 日清戦争と日露戦争―日本脅威論の形成 |
3 | 第2章 第一次世界大戦とパリ講和会議―人種差別撤廃案の挫折 |
4 | 第3章 排日移民法と全亜細亜民族会議―黄禍論とアジア主義の鏡像関係 |
5 | 第4章 満洲事変から盧溝橋事件前夜まで―盛り上がるアジア主義運動 |
6 | 第5章 日中戦争という矛盾―日本の対外政策へのアジア主義の侵入 |
7 | 第6章 真珠湾攻撃の衝撃―米国の戦争政策への人種主義の関与 |
8 | 終章 |