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商品説明
民主主義と自由主義は両立するのか。現代政治学の焦点の一つから、今日的な「政治」の意味が浮かび上がる。すべてが「資本」として流動化していく世界で、いかに資本主義と折り合いをつけ、どのように公共世界と私有財産を構築・維持していくか。これが「リベラルな共和主義」にとっての基本課題である。本書では、考察に必要な概念や論点に、歴史的・理論的な吟味を加える。まずは、フーコーとアレントの理論を足がかりに、そして、経済学、社会学の最新の知見を踏まえながら、実感の伴う政治の理解を目指す。
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収録内容
1 | 第1章 政治権力はどのように経験されるか |
2 | 第2章 アレントの両義性 |
3 | 第3章 フーコーにとっての政治・権力・統治 |
4 | 第4章 自由とは何を意味するのか |
5 | 第5章 市場と参加者のアイデンティティ |
6 | 第6章 信用取引に潜在する破壊性 |
7 | 第7章 「市民」の普遍化 |
8 | 第8章 リベラルな共和主義と宗教 |
9 | 第9章 リベラルな共和主義の可能性 |
10 | 第10章 政治の場 |