著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
父が認知症になった―私の介護日記。「脳がおかしか。身体は動くばって、脳がついて来ん。頭を動かすと骨格は動くばって、脳は一緒には動かんで、後からゆっくりとついて来るごたぁ感じがすっと」そう言って、ゆっくりと頭を巡らした。そして、私を見た。なんと応えてあげたらいいのか、分からなかった。
関連記事
収録内容
1 | なんも分からず、ごめんね(二〇〇七年、父が運転を止めた |
2 | 二〇〇八年、泥棒がおる |
3 | 二〇〇九年、なんも分からん |
4 | 二〇一〇年、しぶしぶ紙パンツ |
5 | 二〇一一年、とどまらない記憶) |
6 | 覚えちょらんもん(二〇一二年、「ごめんなさい」と言う |
7 | なんばしょっとか分からん) |
8 | 行かんばいかんと(二〇一三年、一日炬燵のなか |
9 | 昼ごはん、食べちょらん) |
10 | 今日、退院すっと(二〇一四年、入院する |
11 | 復活するぞ) |
12 | 元気ば出して、お父ちゃん(二〇一五年、言葉が聞きとれない |
13 | 二〇一六年、三度の入院) |