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商品説明
性的虐待の果て、父親の子どもを産んだ女性。長年の介護生活の果て、両親とともに死のうと川に車で突っ込み、娘だけが生き残った「利根川一家心中事件」。介護離職から路上へ、そして支援者となった男性―。奨学金、ブラック企業、性産業、そして原発事故や外国人労働者問題など、現代のこの国に潜む、あらゆる「貧困」に斬り込んだ渾身の一冊。
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収録内容
1 | 「お父さんの子どもを産みました」―虐待の末、路上に辿り着いた女性 |
2 | 子どもの虐待と“貧困”―見えない孤立と声なきSOS、その傍らで |
3 | 介護離職から路上へ、そして路上から支援者へ―親の介護から人生が一変して |
4 | 「生き残ったのが、父じゃなくて私で良かった」―“利根川一家心中事件”裁判傍聴で明らかになったこと |
5 | スーパーグローバルな「おせっかいおばちゃん」―この国で生きる外国人を支える人々 |
6 | 原発避難者の今―「原発はもう安全」というストーリーが生み出す“貧困” |
7 | 学生が1600万円以上の借金を背負うシステム―奨学金破産1万人・日本の特殊な現状 |
8 | “アリさんマークの引越社”、その「アリ地獄」的実態―剥き出しの悪意と人権侵害の企業で闘う |
9 | 性産業はセーフティネットたり得るか―「風俗」と「福祉」を繋ぐ“風テラス”の試み |
10 | 人の命を財源で語るな―“生存権裁判”が問いかけるもの |
11 | “相模原障害者施設殺傷事件”を受けて―“スーパー猛毒ちんどん”と、ALS患者たちの生きる実践 |
12 | (座談会)それでも私たちは生きていく―30代男女に聞く「非正規労働者」の現在・過去・未来 |
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