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商品説明
挫折したドイツ革命を冴えわたる独特の筆致で描いたデーブリーンの大作に挑む研究評論!数限りない無名の人間たちの生と死が、歴史的に知られた人物たちの大きな革命の歴史に絡みつくことによって生じる世界を「黙示録」というタームを手掛かりにダイナミックに分析する試み。
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収録内容
1 | 序 |
2 | 第1章 「優れた小説はどれも歴史小説である」(デーブリーンと「歴史の形而上学」 |
3 | 歴史叙述と「ゆらぎ」 |
4 | 歴史を逆なでにする「跳飛弾」の軌跡 |
5 | デーブリーンと歴史小説) |
6 | 第2章 デーブリーンにおける革命の歴史/物語(『一九一八』と黙示録 |
7 | 現代社会の深層史 |
8 | 語りの七変化) |
9 | 第3章 滅びの諸相(「一九一九年一月六日」―最後の審判 |
10 | 「平板化」される死―脇役たちの末路 |
11 | 二〇世紀のアダムとエヴァ |
12 | ギムナジウム―革命の最前線? |
13 | フリードリヒ・ベッカー―存在の希薄な主人公) |
14 | 第4章 権力の諸相(群衆―権力を渇望する者たち |
15 | 獣たちの横顔―「オオカミ人間」) |
16 | 結び デーブリーンの黙示録 |