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商品説明
津波常襲地域と呼ばれてきた東北・三陸地方―被災のたびに奇跡的な再生を果たしたこの地で、なかでも昭和三陸津波(1933)において「理想村」と謳われた大槌町・吉里吉里集落の復興手法は、「近代復興」のメルクマールとして今なお注視に値する。多様な主体がせめぎあう集落再編の歴史を、統治機構の変化やそれにともなう制度・運用の変遷、民衆の動勢から読み解き、新たな復興モデルを説き起こす。
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収録内容
1 | 序章 「災害復興史」試論 |
2 | 第1章 明治三陸津波にみる近代復興の萌芽 |
3 | 第2章 農山漁村経済更生運動と昭和三陸津波 |
4 | 第3章 吉里吉里集落における新漁村建設 |
5 | 第4章 チリ地震津波と東日本大震災にみる近代復興の成立 |
6 | 第5章 ポスト近代復興に向けて |