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商品説明
万葉集、日本書紀、古事記など文字資料の存在する最も古い時代である上代の日本語、さらにそれ以前の日本語の音はどういうものであったのか。日本語を含む東アジア諸言語の音韻論に通じる著者が、一般言語理論に立脚して、服部四郎のものとは異なる独自の上代語6母音体系説および関連する音韻現象の解釈を論じる。
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収録内容
1 | 第1部 上代日本語の音韻(オ列甲乙の別 |
2 | 流音と動詞語幹末母音交替 |
3 | 母音調和 |
4 | 母音体系 |
5 | 動詞活用 |
6 | 母音脱落) |
7 | 第2部 音韻史の方法(言語と言語史のための音素論と音韻論 |
8 | 生成アクセント論 |
9 | 音節構造の変遷 |
10 | 音声形として実現しない基底形―佐賀方言の動詞未完了連体接辞の例 |
11 | 音変化と元の体系の保持―満州語および日本語の音韻史から |
12 | 生成音韻論による接近法―母音縮約を例に) |
13 | 第3部 ことばの諸相(“書評”添田建治郎著『日本語アクセント史の諸問題』 |
14 | 万葉漫歩 |
15 | 擬音擬態語と言語の古層) |