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商品説明
資本主義国家が外部から収奪できなくなったとき、資本主義はどうなるのか?この問題意識から、日本を代表するマルクス研究者が主要著作を読み解いた講義録。「グローバリゼーションが社会を上位均衡化させる」は、幻想だった。実際に起こったのは中産階級の崩壊であり、下位均衡化(下の方で貧しくなる事)だ。「“帝国”以後の時代」を考えるには、資本主義後の世界を考えたマルクスを再読する必要がある。
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収録内容
1 | 第1部 現代思想と“マルクス”(アントニオ・ネグリの「帝国」の概念 |
2 | アルチュセール・ショック |
3 | スピノザ革命) |
4 | 第2部 “マルクス”の著作を再読する(現代社会とマルクス |
5 | 共産主義社会とは何か―『経済学・哲学草稿』の類的本質 |
6 | 唯物論とは何か―フォイエルバッハテーゼの一一番 |
7 | たえざる運動としての共産主義―『ドイツ・イデオロギー』 |
8 | 構成された価値と労働運動―『哲学の貧困』) |