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商品説明
私たちヒトは、うまく群れ生活を送っていけるように、その心を進化させてきた。しかし、「群れ」や「仲間」を大きく超えて人々がつながる現代、私たちが対立を乗り越え、平和で安定した社会を築くにはどうしたらよいのか。「実験社会科学」という新たなアプローチで、メタモラルの可能性を文理横断的に探る意欲作。
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収録内容
1 | 第1章 「適応」する心(生き残りのためのシステムとしてのヒト |
2 | 適応環境としての群れ) |
3 | 第2章 昆虫の社会性、ヒトの社会性(群れを優先させるハチ |
4 | 個人を優先させるヒト) |
5 | 第3章 「利他性」を支える仕組み(二者間の互恵的利他行動 |
6 | 社会的ジレンマと規範・罰 |
7 | 情と利他性) |
8 | 第4章 「共感」する心(動物の共感、ヒトの共感 |
9 | 内輪を超えるクールな共感) |
10 | 第5章 「正義」と「モラル」と私たち(セーギの味方の二つの疑問 |
11 | いかに分けるか―分配の正義 |
12 | 社会の基本設計をめぐって―ロールズの正義論 |
13 | 正義は「国境」を超えるか?) |