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商品説明
コンゴ動乱は、武力行使権限を持つ冷戦期最大の国連平和維持軍が組織され、また第2代国連事務総長ハマーショルドが謎の「事故死」を遂げるなど、国連史上最も重要な事件の一つである。本書では、米国と国連の関係に焦点を当て、国連事務局の自律性の可能性と限界、また国連平和維持活動が今日の姿となった政治過程、さらには親米独裁コンゴ誕生に対する国連の介入の影響と責任の問題を浮き彫りにする。
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収録内容
1 | コンゴ動乱と国際連合の危機 |
2 | 第1部 コンゴ動乱前史(コンゴ動乱の史的背景 |
3 | コンゴ動乱の始まり |
4 | ベルギー領コンゴと米国) |
5 | 第2部 コンゴ動乱の勃発と国連の危機(米国と国連の協働介入と反ルムンバ・クーデター |
6 | ニューヨークにおける権力政治とルムンバの暗殺 |
7 | 親米アドーラ政権樹立と「非介入の名の下での介入」) |
8 | 第3部 危機の終結とその余波(国連軍の対カタンガ武力行使とワシントンの政治 |
9 | カタンガ再統合―「介入資源の確保」と「防止外交」の亡霊 |
10 | コンゴ動乱終結の余波―国連財政危機と「米国の道具としての国連」の凍結) |
11 | 米国と国連の協働介入史としてのコンゴ動乱 |