本/雑誌
『万葉集』における帝国的世界と「感動」
トークィル・ダシー/著 青山学院大学文学部日本文学科/編
825円
ポイント | 1% (8p) |
---|---|
発売日 | 2017年03月発売 |
出荷目安 | メーカー在庫あり:1-3日
※出荷目安について |
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
万葉集の“豊かな感情表現”は政治的な文化装置として創り出された―歌に詠まれた喜びも悲しみも、時代を超えて通じているようにみえる。しかし、現代人の感動と万葉人の感動は、果たして同じものなのか。歌の背景に存在する、天皇を中心とした古代帝国的世界を見つめ、感情表現という根源の正体に迫る。万葉集にみえる政治制度と歴史意識を解き明かした講演録。
関連記事
収録内容
1 | 1 はじめに(『万葉集』との最初の出会い |
2 | 英訳に対する感動 ほか) |
3 | 2 『万葉集』の世界のありよう(古代日本の帝国的世界 |
4 | 帝国的世界と文字 ほか) |
5 | 3 『万葉集』における「感動」の世界(主権者に対する感動 |
6 | 集団的感動と個人的感動 ほか) |
7 | 4 おわりに(『万葉集』の言語 |
8 | 世界文学と日本文学) |
9 | 講演を聴いて―コメントとレスポンス(文学研究の基礎にある「感動」 |
10 | 創られたものとしての“感情” ほか) |
11 | 会場からの質問への回答(『万葉集』の歌を英訳する時に、特に重視していることは何か。 |
12 | 柿本人麻呂「泣血哀慟歌」と潘岳「悼亡詩」の違いは、帝国的世界像と関係するのか。 ほか) |