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商品説明
済州島4・3事件―3万人もの島民が軍や右翼に虐殺され、反共体制下の韓国で語ることもタブーとされた事件に、ようやく国家が謝罪し、真相究明と補償がなされた。しかしそこで生じたのは、誰を慰霊するかを巡る新しい差別であった。沖縄戦や台湾での事件にも触れながら、国家による大量死の「犠牲者」が国家によって認定されるポリティクスに迫る。
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収録内容
1 | 「移行期正義」と「大量死」の意味づけ |
2 | 第1部 済州4・3事件(死者から「犠牲者」へ |
3 | 記念施設をめぐる記憶のポリティクス |
4 | 公的領域における「大量死」の意味づけ |
5 | 家系記録から読み直す虐殺以後) |
6 | 第2部 沖縄戦と台湾2・28事件(沖縄戦の「戦後処理」と「戦死者の戦没者化」 |
7 | 台湾2・28事件を書き残す営み) |
8 | 過去克服への取り組みとローカル・リアリティ |