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商品説明
「日独防共協定の産物」か、「ナチのプロパガンダ」か、果ては「国辱映画」か。若き原節子を“世界の恋人”たらしめた、戦前における「最初で最後の本格的輸出映画」の真相に切り込む力作。日独共同製作の裏側で囁かれ、現在でも定説として語り継がれる数々の嘘と虚報を、ドイツ側の視点も含めて丹念に検証し、『新しき土』という怪物が生み出した時代の精神を明らかにする。
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収録内容
1 | 序章 世界への夢 |
2 | 第1章 日本映画の海外進出 |
3 | 第2章 『新しき土』の誕生 |
4 | 第3章 伊丹版・ファンク版の相違点 |
5 | 第4章 批評の諸相 |
6 | 第5章 『新しき土』製作期以降の輸出映画 |
7 | 第6章 関係者の運命 |
8 | 最終章 『新しき土』を生み出したもの |