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商品説明
富を求めるのは、道を聞くため―それが、経済学者として終生変わらない姿勢だった。「自由」と「利益」を求めて暴走する市場原理主義の歴史的背景をひもとき、人間社会の営みに不可欠な医療や教育から、都市と農村、自然環境にいたるまで、「社会的共通資本」をめぐって縦横に語る。人間と経済のあるべき関係を追求し続けた経済思想の巨人が、自らの軌跡とともに語った、未来へのラスト・メッセージ。
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収録内容
1 | 序 社会的共通資本と人間の心 |
2 | 1 「自由」と「利益」の暴走 |
3 | 2 経済学と医療をめぐって |
4 | 3 教育とリベラリズム |
5 | 4 大学と都市の理想と現実 |
6 | 5 数学という永遠の命 |
7 | 6 天与の自然、人為の経済 |
8 | 7 人類と農の営み |
9 | 8 「シロウトの経済学」ゆえの仏心 |