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商品説明
現憲法制定過程で何が起きたか。第九条制定の背景にはいかなる事情が存在していたか。GHQ側、日本側の動向を徹底的に検証して定評ある叙述が、新資料に基づく知見を加えてさらに充実。戦後の平和主義の原点を再照射する論点を明確にすべく、大幅な増補をしつつ、全面的に改訂された本書は、私たちの同時代に対する視点も鋭くするだろう。施行から七〇年を経て、「改正」問題が課題になるなか、憲法をめぐる議論の必読書である。
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収録内容
1 | 「玉砕」から「平和国家」へ |
2 | 最初の憲法改正案 |
3 | 民権思想の復権 |
4 | 明治憲法の評価をめぐって |
5 | GHQ案の基本設計 |
6 | GHQ案―「戦争の放棄」の深層 |
7 | GHQ案の天皇・人権・地方自治条項 |
8 | 第二の「敗戦」 |
9 | 日本化への苦闘 |
10 | 草案要綱の発表へ |
11 | 東京帝国大学「憲法研究委員会」の役割 |
12 | 米国政府対マッカーサー |
13 | 帝国議会での修正 |
14 | 「芦田修正」の残映 |
15 | 「押しつけ」が残したもの |
16 | みじかい春から七〇年 |