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商品説明
時を定めて海のあなたから来臨する神「まれびと」の聖なる言葉である「呪言」に、日本文学の発生をみた折口。そのアプローチは、「民俗学的国文学研究」として新たな道を切り開いた。核をなす「国文学の発生」について論じた四篇を所収。「言語」に執着し、日本語の発生を探るために朝鮮語、モンゴル語、アイヌ語までを学び、「新しい国学」を興すことを目指した折口の、希有な日本文学発生論。
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収録内容
1 | 国文学の発生(第三稿)―まれびとの意義 |
2 | 国文学の発生(第一稿)―呪言と叙事詩と |
3 | 国文学の発生(第二稿)(呪言の展開 |
4 | 巡遊伶人の生活 |
5 | 叙事詩の撒布) |
6 | 国文学の発生(第四稿)―唱導的方面を中心として(呪言から寿詞へ |
7 | 叙事詩の成立とその展開と |
8 | 語部の歴史 |
9 | 賎民の文学 |
10 | 戯曲・舞踊詞曲の見渡し) |