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商品説明
社会学の研究対象は社会である。だが、社会とはそこに「ある」ものとしてとらえることができない。社会はいったいどこに立ち現れ、社会学はどのようにはじまるのか―。本書は、根源的ともいえるこの難題と正面から向きあう、創意に満ちた知的探索。
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収録内容
1 | 1 社会が姿をあらわすとき(社会を剥ぎ取られた地点―「無媒介性の夢」をめぐるノート |
2 | 没頭を喪失した社会―「社会学」の位置をめぐって |
3 | 社会という不条理/社会という無根拠) |
4 | 2 社会学がはじまる場所(「社会の科学」と「社会の理想」―あるいは、ふたりのデュルケーム |
5 | 距離のユートピア―ジンメルにおける悲劇と遊戯 |
6 | 亡命者たちの社会学―ラザースフェルドのアメリカ/アドルノのアメリカ) |
7 | 3 いくつもの声が響き合う(もしも世界がみんな構築主義者だったら―構築主義社会における構築主義社会学 |
8 | 「スポーツする身体」と「教える/学ぶ身体」の交わるところ―スポーツと体罰をめぐるふたつの問題系 |
9 | 共同体の外に立つ―「日本の社会学理論」と「普遍」についての試論) |